今にいる意味
「奇跡の脳」を読んで、それが抽象的な精神的なものではなく、単純に脳の仕組みからきていたことがわかりました。
それは至福の体験をすることの出来る右脳が、今しか認識しないからだったのです。
ですから今にいないと、至福の体験は出来ないことになります。
過去の後悔や未来の心配しているときなど、今に意識がないときは幸せになれません。
そのときのわかったことですが、過去、未来の時間や3次元の空間は左脳がつくりだしています。
著者は左脳が脳卒中で機能しなくなったとき、時間の感覚がなくなったそうです。
たしかに記憶がなくなれば、過去にはいけません。
つねに今の状態しか認識できません。
論理的思考が出来ませんから、未来がどうなるか考えることが出来ません。
というか、未来ということ自体がわからなくなっています。
つまり過去や未来は左脳がつくりだしていたのです。
また空間も認識できなかったそうです。
視界も全体がぼんやりとしていて、遠近感がわからなく、空間も認識できなかったそうです。
空間も左脳がつくりだしていました。
ということは、この時間空間のある現実は左脳がつくりだしていることになります。
どういう現実になるかは、自分の左脳次第ということになります。
ちょっとこの世界の裏側をかいま見た気がしました。
同じくわかったのは、前に言っていた幸せは手に入れるものではなくて、感じるものだということも実証されました。
幸せはつねに右脳から発せられているのです。
ただ左脳が邪魔しているだけなのです。
左脳さえ静かになれば、その感覚を得ることが出来ます。
そのためには、「今にいる」ことです。
やり方はいろいろあると思いますので、自分にあったやり方をすればいいと思います。
目を閉じて、聞こえてくる音に意識を向けるというのもいいようです。
いま聞こえてくる音を聞いているときは、確かに今にいます。
過去や未来にはいっていません。
前に聞こえてくる音に意識を向ける瞑想をやっていました。
当時は瞑想というほどのつもりはなかったのですが、たしかにやっていて気持ちがよくなりました。
気がついたら1時間くらい経っていたということもありました。
これも「今にいる」をやっていたことになります。
何気なく自然に始めたのですが、理にかなっていたことになります。
今日やっと「奇跡の脳」を一通り読みましたが、確かにすごい内容でした。
ちまたのスピリチャルな本よりよっぽどスピリチャルです。
それがさすが脳学者だけあって、理論然としていてわかりやすいです。
またそれがとても実践に役に立つ内容でした。
特に今までいろいろとやってきたことが、理論的に正しいと実証できてうれしかったです。
これから自信を持って続けていけます。
やはり今この本を読むのが一番いいタイミングだったのでしょう。