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スピリチャル日記3

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より良い人生を送るために、新しい人間、宇宙観を考えていこうというものです

地域医療の先駆者「中村 伸一」さんの講演会に行ってきました

NHKのプロフェッショナル仕事の流儀にでていた、地域医療の先駆者「中村 伸一」さんの講演会に行ってきました。
中村さんは介護保険がまだ導入される前に、医療と介護と福祉の総合的な地域医療のシステムを作り上げました。
それを全国的に広げる一環として、講演会もやられているとのことでした。

大きな都市では難しいかもしれませんが、小さな町での地域医療のモデルとなると思います。
縦割り行政ではなく、現実的に何が必要かという観点から行き着いたのだと思います。
介護保険もできた今、全国に浸透していってほしいと思います。

今回の講演では、医師と患者の信頼関係の「絆」を強調されていました。
医療崩壊がいわれていますが、それは医師側の問題だけでなく、「絆」がなくなっていることが問題と言っていました。
またいろいろと事例を挙げて説明してもったことが参考になりました。

そのなかで末期のがん患者で、痛みを和らげるためにふつう麻薬を使うのですが、それを拒否する方がいたそうです。
その人は若いときにシベリアに抑留されていて、周りにいた人が苦しんで死んでいくのを見ていたので、そのときのことを思うと、こんなことで楽はできないと言っていたそうです。
そのひとは最後まで麻薬を使わなかったそうです。

普通に考えれば、末期がんで痛みで苦しんでいるのは地獄のようなものです。
それがその人にとっては、まだ楽なほうだと思っているのです。
ほんとに人の気持ちは周りの状況が決めるのではなく、自分次第だと思いました。

そんなことを思うと、いま起きていることはほんとに何でもないことばかりです。
ちょっとしたことでくよくよするなんて、情けないことです。
つねに意識をしっかりもって、どんなときも今ある状態が豊かでありがたいことか、忘れないようにします。
by human-space | 2011-05-29 22:52 | diary | Comments(0)

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