この世に生を受けたことに感謝する
これが当たり前と思っています。
それが死のことを思うと、生のことを意識します。
人は誰でも必ず死にます。
この世界から消えてしまいます。
そう思うと、今生きていることがとても貴重に思えます。
今ここに生を受けたおかげで、このような体験ができています。
そうでなければ、何もありません。
この世に生を受けたことに感謝しなければいけません。
もちろん生きることはとてもたいへんで、つらいことのほうか多いように思えます。
それでもこの世界でないと体験できないことがいっぱいあります。
ご飯がおいしいなんてこともそのひとつです。
人は死ぬと肉体を離れて、魂になるといわれています。
私もそう思っていますが、魂になると、苦悩からは解放されるでしょうが、この世での楽しみもなくなってしまいます。
もう毎日ご飯を食べなくていいのですから。
その前にやれるだけやっていこうと思います。
たいへんなこともいっぱいありますが、今のうちだけです。
死ぬとすべてから解放されます。
そう思うと、まだがんばれます。
と言いながらもいつの間にか、生を受けたことの有り難みを忘れてしまって、愚痴ばかり言っているときがあります。
そういうときは、死のことを考えます。
そうすると、生の有り難みを感じることができます。
死を避けることではなくて、ちゃんと向き合って意識していきます。
よくいう生と死は、コインの裏表ですから。