人の気持ちがわかる
だいぶん、うまく処理できるようになってはいますが、さすがに、いい気持ちはしません。
お試しは、ただ、耐え忍ぶだけのものでしょうか。
それなら、そのときは、「今が一番幸せ」でないことになります。
いつも言っていることとは、違うことになります。
そう思って、考えてみたら、お試しのときに、マイナスな想念が浮かんでくるけれども、他の人も、こういうとき、その感情が浮かんでくるんだと思うと、人の気持ちがわかるようになると、思いました。
それなら、このお試しも、無駄なことではなく、逆に、自分のためになるんだと、考えることができました。
お試しは、マイナスなことだと思っていましたが、それなら、プラスなことになります。
そんなことを思っていると、お試しも、肯定的なことと思えるようになってきました。
いつも言っているように、ものは、考えようですね。
ようは、相手ではなく、自分次第です。
ほんとに、人の気持ちがわかるというのは、大事なことだと思います。
そうでなければ、ほんとうに、思いやることはできません。
マイナスなことは、体験しないで済めば、しないほうがいいのかもしれませんが、自分がそれを体験したということは、必要があったということでしょう。
そういう人の気持ちが、わかる必要があったということだったと思います。
世の中、何をやっているのかと、思うことがありますが、何かがあって、そんな感情が起きてきたため、コントロールできず、そうなったのか、と思えることがあります。
その人の気持ちが、わかるからこそ、同情できます。
もっと高いレベルになれば、それがわかるからこそ、慈悲の気持ちが起きてくるのでしょう。
よくも、わるくも、全てを体験できれば、ほんとうに、神になれるということでしょうか。
少なくとも、千回くらいは、生まれ変わらないと、できそうもありません。
気の遠くなるような話はともかく、まず、今を体験するというのが、今やるべきことです。
今の人生を、一所懸命生きることが、この生の、使命だと思います。
どこまでやれるかは、わかりません。
そんなに考えすぎる必要は、ないと思います。
ただ、悔いのないよう、今の生を生きるだけです。
今与えられた、この生です。
また生まれ変わるのですから、周りのことを気にしないで、やっていこうと思います。