シンプルに生きる
それは今に生きるということですが、漠然としていて実際にどうするのかわかりにくいですね。
それは思考と一体化しないようにする、ということです。
やることは起こってくる思考や感情を見張っていて、その思考や感情にならないようにすることです。
意識が思考や感情に向いているとき、今にいれません。
意識が思考や感情そのものになってしまっています。
時間や相対性は思考のなかだけしかありません。
意識が思考と一体になっているとき、その世界の住人となります。
そこには過去の後悔や未来の心配があります。
相対世界の切りのない比較や評価の中に入ってしまいます。
そこにいる限りは、上がったり下がったりは避けられません。
そこにいる限り絶対の平穏はありません。
そのなかに意識がある限りは、完全な安心は得られません。
そこから抜け出る方法は、思考や感情と一体化しないよう意識を見張っていることです。
することはそれだけです。
よく言っている想念観察ですね。
やることはそれだけです。
それができていれば、今にいれていることになります。
思考になかにいるか、今にいるかふたつにひとつです。
宇宙のパワーを吸収できるのは、今にいるときだけです。
思考のなかにいるときは、自我の力だけでやらなければなりません。
これはなかなか大変で疲れます。
今にいれると宇宙のパワーを使うことができるので楽にできます。
流れに乗っている感じです。
そんなにジタバタしなくても、自然に物事が進んでいきます。
日々考えるのはこれだけです。
これだけを意識していきます。
そしてその体験をしていきます。