自分のなかの正義の味方に別れを告げる2
朝からちょっとしたことがあって、ムカムカしています。
ほんとにちょっとしたことなのですが、自我が過敏に反応しています。
誰でもそうだと思うのですが、自分のなかには自分なりの正義の味方がいて、物事によい悪いを判断しています。
よいと思われるときは何も起こらないのですが、悪いと判断すると拒否反応が起こってしまいます。
イライラしているときはそれが激しい感情になってしまいます。
こんなときはどうしても外側のものが悪いと思ってしまいます。
普通はどうしようもないと思います。
これは自分のなかに固定した価値観があって、それに合わないものを拒絶しているだけです。
この固定した価値観こそが自分の正義の味方です。
これはだいたい世間一般の常識と合っているので、間違いないと思い込んでしまいます。
でもこの相対世界には絶対的なものはありません。
絶対に正しいというものはないのです。
それはその人のなかだけで正しいだけです。
その人の正義でしかないのです。
それを無理矢理他の人に押し付けてもうまくいきません。
他の人は他の人で、自分のなかに自分の価値観を持っているからです。
ですから自分の価値観を固定している限り、うまくいかないことが多いのです。
これを解決するには、相手に合わせて小手先だけでやっていてもきりがありません。
画期的な方法は自分のほうを変えることです。
自分の価値観を変えることです。
この世界は絶対はないのですから、どんなことでも絶対に間違っているとは言えません。
最初からすべてのことは問題ないと考えても、間違いではありません。
というかある意味これが正解です。
このように自分の価値観を変えることで、すべて問題がなくなります。
すべてOKということになります。
何かごまかしているように思われるかもしれませんが、これが真実だと思っています。
一般的に良いといわれている人ほど、この自分のなかの正義の味方に問題があることになかなか気づきません。
そういう人ほど、このこのことに気づきにくくなっています。
自分はいいことをしていると思い込んでいるからです。
世間一般的に誰がどう見ても悪いことと思われることは、頭から悪いことだと思い込んでいるために、自分を疑わないのです。
あまりにも当たり前になっているので、疑うこともしないのです。
それで自然に外側のものが悪いと思ってしまいます。
このことに気づくのは本当に難しいです。
わかっていてもいつの間にか、元に戻っています。
かなり意識しておかないと、忘れて相手が悪いと思ってしまいます。
その場しのぎはいろいろ方法がありますが、最終的には自分の自我のほうを修正しないと、いつまでたっても同じことの残り返しになります。
もうさんざんいやな気分を味わってきたので、もういいです。
私は自分の自我を修正することを選択します。
ではどうやって修正するかといえば、残念ながらまだ画期的な方法は気がつきません。
ぱっと切り替われるとはとても思えません。
できることからやるしかなさそうです。
まずやることは、こういう事実を認識して、これを変えることを選択することです。
気がついただけでも進歩といえます。
問題が外側ではなく内側にあるとは、なかなか気がつけません。
あとはつねに想念や感情を見張っておくことです。
外側のせいにしているときは、違いなく自我の想念です。
これはわかっていても、いつの間にか今までどおりになってしまっていますが、気がつけば直すようにします。
やはり地道にやるしかなさそうですが、大事なの変えることをはっきりと選択することです。
どうしてもここを抜けないと、いつまでたっても同じことの繰り返しです。
どうしても通らなければならない道です。
現実には外側ではなく、自分の内側が悪いと思うのは大変苦しいです。
言うは簡単、やるは大事です。
なかなかできません。
何せ何十年も当たり前にやってきたことを変えるのですから。
それも180度。
全く逆転しなければなりません。
でもできればかっこういいですね。
世俗から一歩抜け出れます。
抜け出れれば、この世界のことを客観的に見れそうです。
これこそ求めていたものでは。
これはやるしかなさそうです。
もうあとには引けません。