肉体の感覚を楽しむ
今日のように風が気持ちよく感じたり、うどんがおいしかったり、スポーツの爽快感を感じたりできます。
いつもは当たり前のことばかりですが、死んでしまったら感じることができません。
今は当たり前ですが、どうも魂の全体から見れば、特殊なことのようなのです。
この肉体の体験のほうが特別で、そうでない魂だけのほうが普通のようなのです。
魂だけだと、ご飯を食べる必要もなく、風呂に入る必要もありません。
今のような激しい感情も起こってこないのではないかと思います。
ですから、今体験しているようなたいへんなこともなく、平穏にいられると思います。
永遠に平和です。
そんなのんびりした体験を続けていると、ちょっとぐらいたいへんでも、刺激のある体験をしたいと思うのも道理です。
それで肉体を持って、この世に生まれ落ちてくるということでしょうか。
真実のほどはわかりませんが、魂があるというのは信じていますので、あり得ない話ではないと思います。
それも誰でもこのように肉体を思って生まれてくることができるわけではないみたいなのです。
このような肉体の経験は貴重なことのようです。
この日々の何でもないことが、なかなかできないことのようです。
ですから今のうちにちゃんと感じておこうと思います。
あとであのときこうやっていればよかったと思わないようにします。
何度生まれ変わるにしても、同じ体験というのはないですから。
この日々の体験こそが貴重です。
ついつい目の前のことに気を取られて、投げやりになってしまうことがあります。
そんなときこのことを思い出して、その時その時を大切にするようにします。